2009年10月8日木曜日

アクセサリデコーダの製作 その2

先日から作っているアクセサリデコーダは、プログラムが大方済み、ハードも固まってきました。一応回路図は公開しますが、モータードライバの TA7257P が生産中止なので、今からでは入手困難かもしれません。プログラムは、nucky さんのものをベースに作っていたのですが、気がついたらほぼすべての箇所を全面的に書き直して、nucky さんのコードは跡形もなくなってしまいました (汗) 。

nucky さんの掲示板で議論になっている、フォトカプラまわりの定数 (上の回路図で言うと、R1 と R2) ですが、私の回路では、どちらも 1kΩを採用しています※。理由は、TLP521 のデータシートを見ると、入力側の LED は 5V 2mA 程度流した状態で点灯するまで 2μS 、出力側は 1.9kΩのプルアップ抵抗使用時に、フォトトランジスタがオフになるまでに 25μS 程度の遅延が生じるとのことなので、手持ちの抵抗器の中から、これに準じた値で選んでいます。ちなみに R2 は 4.7kΩや 2.2kΩではだめでした。掲示板では 680Ωがよいのではないか、という結論になっていますが、データシートの遅延値を信用するに、そこまで電流を流す必要はないように思います。ただし、この定数は、私が書いたプログラムを使った場合なので、nucky さんのプログラムで動くかどうかは分かりません。

※ 正確には R1 は 1/4W 2.2kΩ を 2本並列にした合成抵抗で、およそ 1.1kΩ です。これで 22V 程度を流すコマンドステーションを使った場合、抵抗器 1本当たり、0.01mA × 22V = 0.22W で 1/4W をクリアできます。

ピンが余ったので、逆起電圧の検知によるポイント転換中/完了検知を行おうとしています。これは、回路・プログラムともまだ作っていません。連休中にやろうと思います。