最近はエミュレータのおかげで Macintosh や PC でも往年のゲームを楽しむことができるのですが、USB につなげるジョイパッドは安くなった分、品質は落ちているように思います。シューティングなど、微妙な操作が要求されるゲームでは、思った通りの操作ができません。ファミコンのコントローラより操作性が劣っているものもあるように思います。メカの部分を凝り出すとあっという間に値段が跳ね上がってしまうので、肝心要の部分なのに削られていくのは寂しい限りです。

我が家には、往年の名器と言われるマイコンソフト製のジョイスティック「XE-1PRO」が眠っています。憧れのデバイスだったので、手に入れた時は本当にうれしかったのを覚えています。さっそく帰宅してゼビウスをプレーしました (XE-1PRO の XE は XEVIOUS に由来する) 。メカに相当こだわっており、物理的に 4方向・8方向レバーを切り換えたり、ボタンの角度を変えたりできます。連射機能は当たり前に付いています。何よりもレバーの反応の良さが秀逸であると思います。時が流れて押し入れの中で眠ることになったのですが、ATARI 仕様のコネクタから USB 仕様に変更し、現役復帰させることにしました。上の写真は無事改造が終了し、PowerBook につながっている XE-1PRO です。

USB 仕様にするに当たって、USB デバイス側のコントローラチップを用意しないといけないのですが、これは安いジョイパッドを買ってきて、部品を取り出すことにしました (こういう部分は安い製品も高い製品も大差ない) 。連射機能は XE-1PRO のものをそのまま使うので、連射機能も何もない、シンプルなジョイパッドで十分です。今回、生け贄になったのはサンワサプライの JY-P2W (上の写真) です。680円で買ってきました。基板だけ取り出して、残りはさっさと捨ててしまいます。

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